慣れ親しんだ地元で家づくりがスタート
家をまるで守っているかのような、堂々としたガレージ。その中には、綺麗に磨かれた白のスポーツカーとファミリーカー。
車が趣味というご主人様にとって、インナーガレージ付きの家に住むのは絶対に叶えたい夢だったそう。
そんなM様ご夫婦の家づくりの思い出をお聞きしました。
ご夫婦は結婚当初の賃貸マンションにお住まいだった頃から、
「いつか一戸建てのマイホームが欲しい」という思いを抱いておられたといいます。
まず候補としたのは、奥様のご実家に近く、ご主人様の勤務先へのアクセスの良い場所。その条件で広域から候補地を絞り込んだ結果、自然な流れで、お二人にとって馴染み深い、奥様の生まれ育った地元エリアに落ち着きました。
「このエリアで土地を探すなら、伊勢住宅さんに相談するのがいいだろうと思っていました。近所でよく伊勢住宅さんの看板やのぼりを目にしますし、この辺りの土地に一番詳しい会社なんだろうなと」
M様ご夫婦が希望されていたのは、車2台分のガレージが確保できる間口の広い土地。
今このお家のある土地はもともと、伊勢住宅が2区画分の分譲地として販売していましたが、
2区画でひとつの家を建てるという思い切った提案で、理想を叶えるための十分な広い土地をご購入いただきました。
また、この場所は広さだけでなく商業施設や学校、幼稚園などが近く、まさにご夫婦の理想そのものと言えるものだったそう。
こうして、お二人の家づくりが本格的に動き出します。
打ち合わせの中で見えてきた、絶対に譲れない理想
ご主人様は建築関係のお仕事をされており、奥様も学生時代の専攻は建築・設計関係だったという、建築に造詣の深いご夫婦。
ご結婚前も、美術館巡りや建築物の鑑賞などを楽しまれることが多かったとか。
そんなお二人の家づくりは、自分たちの思い描いていた理想の家を形にしていく、とても意義のある楽しい時間だったようです。
「私はキッチンで主人はガレージというように、それぞれがこだわりたいところは相手に任せることにしました」
と、当時のことを思い返す奥様。
お互いに相手のこだわりの強さがわかるからこそ、相手の得意分野は完全にお任せ。それは信頼関係の証ともいえます。
「間取りは色々なパターンを比較しながら、じっくりと理想の形を追求していきました。ガレージの大きさも車1台分にしておくべきか、ビルトインにして2階を生活空間にするかなど、散々迷い何度も考え直しましたが、ずっと夢だった部分を妥協してしまうと、きっと後悔することになるだろうと思ったんです」
と、話してくださったご主人様。
他の選択肢も真剣に検討したからこそ、ご自身が本当に求めるものが見えてきたのかもしれません。
また、ご主人様は「私の場合は仕事柄、つい設計の細部や納まりまで色々要望してしまって。伊勢住宅の担当者さんは大変だったと思います」と思わず苦笑い。施工が始まってからも、ご主人様と伊勢住宅の担当者、さらに現場の大工も交えて施工中の家の前で打ち合わせをしたこともあったそう。
「当時住んでいたマンションから歩いて10分のところだったので、施工現場に毎日のように見に行っていましたね。現場のスタッフさんたちともすっかり顔なじみになっていました」と、奥様は笑いながら話してくださりました。
大好きなものに囲まれて、何気ない日常が輝き出す
こうして完成したM様邸で、まず一番に目をひくのはご主人様自慢の広々としたインナーガレージです。
天井まで素材にこだわりぬき、ダウンライトが愛車を美しく照らし出す駐車スペースの奥は、ご主人様が愛車のカスタムなどに使用する道具類が並ぶ、雑誌に掲載されていそうな憧れの趣味スペースとなっています。
「ガレージから家の中に自由に出入りできるようになっていて、すごく使い勝手がいいんです」と、お話しされるご主人様。
綺麗に磨かれた愛車を眺めたり、手入れしたりする時間は、日常のストレスも吹き飛ばしてくれます。
一方、奥様のお気に入りポイントは、ショールームで一目惚れしたというリビングのガラスドアと、グレーのキッチン。
天井まで高さのあるガラスドアとペニンシュラキッチンというスタイリッシュな組み合わせが、リビング全体におおらかな開放感をもたらします。
さらに、生活感を感じさせない整ったキッチンの秘密は、冷蔵庫も丸ごと収納できるパントリーにありました。
「たくさん物を置くとどうしても色が散らかってしまうので、すべてをパントリーに収納して、キッチンのカラーを統一しました」
柔らかな色調でまとめられたキッチンは、日頃使用されているとは思えない美しさです。
「私たち夫婦はそれぞれに趣味を持っていて、モノが多いタイプ。収納はたくさんあるに越したことはありません。
リビングにスタディスペースを作るというアイデアもあったんですが、私たちの生活スタイルから、そこも収納にすることにしたんです。」
SNSなどでスタディスペースの人気が高まっていることは知りつつ、自分たちのライフスタイルに合わせた家づくりを優先させたという奥様。そして、その場所にベストな収納を計画した設計士。まさに二人三脚の家づくりです。
「おかげでモノの整理に手間をとられることもなく、すっきりと片付いた家で自分たちの趣味を楽しめています」
一生に一度の家づくり。トレンドを取り入れるのもいいけれど、それぞれの家族の“らしさ”に寄り添うことが、一番大切なのかもしれません。
そして、ご夫婦の日々の暮らしに特別な潤いを与えてくれているのが、外からの視線を遮るよう設計された中庭です。
「陽射したっぷりの開放的なお庭もいいけど、どうしてもプライベートな屋外空間が欲しかったんですよね。ホームパーティにもぴったりで、この間学生時代の友人たちを呼んでBBQをしたところです。これからもっと活用していきたいですね」と、ご主人様は楽しみで仕方ないといった表情で案内してくれました。
新しい命と一緒に、理想の家族の暮らしを作っていく
念願のマイホームでの生活が始まり、幸せいっぱいのM様ご夫婦。今、奥様はご出産を控えて産休に入っておられます。
「地元で家を建てることができたので、両親や親戚などに助けてもらいながら、安心して子育てができそうです」と、晴れやかな笑顔を見せてくださりました。
ご近所の方との関係も良好で、お家の前にある広い畑の一部を貸してもらい、初めての夏野菜の栽培に挑戦中。
また、畑のお花を摘んで家に飾るのも、華道を嗜む奥様の楽しみの一つです。
「二人とも初心者ですけど、このあたりには家庭菜園をしているご家庭が多くて、色々と教えていただきながら楽しく続けています。野菜のおすそ分けをいただくこともあって、本当に皆さんに優しくしてもらっています」と、ご主人様。
「本当にこの町に家を建てて良かったと思いますね」
理想の土地、理想の家での暮らしを満喫されているお二人。
これからは新しい家族も増えて、広い家の中も賑やかになっていきます。
「つい先日、赤ちゃんの性別が分かったところなんです」と嬉しそうにお話しされる奥様と、それを温かく見つめるご主人様。
やがてお生まれになるお子様も、地域の皆様に成長を見守られながら、
この家でたくさんの幸せな思い出を作られることでしょう。